- Skrillex(スクリレックス)とは?
- Skrillexのおすすめ曲をYouTube動画で集めてみた
- SKRILLEX – Bangarang feat. Sirah
- Skrillex and Diplo – “Where Are Ü Now” with Justin Bieber
- Skrillex & Damian “Jr. Gong” Marley – Make It Bun Dem
- Skrillex & Rick Ross – Purple Lamborghini
- Skrillex – First Of The Year (Equinox)
- Skrillex – Scary Monsters And Nice Sprites
- Skrillex – Ragga Bomb Ft. Ragga Twins
- SKRILLEX – KYOTO (FT. SIRAH)
- Skrillex – Summit (feat. Ellie Goulding)
- Skrillex – Ruffneck – FULL Flex
- Skrillex & Alvin Risk – Try It Out
- Dillon Francis, Skrillex – Bun Up the Dance
- Skrillex, Boys Noize, Ty Dolla $ign – Midnight Hour
- Hikaru Utada & Skrillex – Face My Fears
Skrillex(スクリレックス)とは?
Skrillex(スクリレックス)は、1988年1月15日生まれのアメリカ出身のDJ、音楽プロデューサー、シンガー、シンガーソングライターです。
本名はSonny John Moore(ソニー・ジョン・ムーア)ですが、Skrillexという名前で活動しています。
ジャンルは、強くリバーブのかかったドラムが印象的なダブステップから派生したブロステップに分類されます。
ブロステップは、ドラムパターンに1拍目にキック、3拍目にスネアが入るというドラムとしては最も基本的なパターンを使います。
プログレッシブ・ハウスなどの典型的なイントロ、ビルドアップ、ドロップおよびブレイクの構成にドラムパターンを変更したような感じと言えます。
今回、YouTubeで動画を見ていた時に気がついたのですが、Skrillexの曲をバンドでアレンジしてアップロードしている動画がいくつかありました。中にはジャズにアレンジしているものもありました。
ドラムパターンはほぼそのままバンドで使えるので、バンドでカバーしやすいのでしょうね。
キャリアのスタート
音楽活動としてのキャリアは、2004年の15歳でポスト・ハードコアバンド From First to Last(フロム・ファースト・トゥ・ラスト)にリードボーカルとして参加したことから始まります。
バンドは幾つかのシングルとアルバムをリリースし、特に2006年にリリースしたアルバム「Heroine」は、当時は大人気であったロックバンドLimp Bizkit(リンプ・ビズキット)を脱退したギタリストのWes Borland(ウェス・ボーランド)がサポートベーシストとして加入して作成され、全米ビルボードアルバムチャート初登場25位を記録しました。(余談ですが、その後Wes BorlandはLimp Bizkitに復帰しました。)
人気絶頂期にあったバンドですが、2007年2月に声帯を痛めたために脱退し、2008年よりSkrillex名義でのソロでのキャリアをスタートしました。
ちなみに、声帯の方は手術により治療を行い、現在は問題なさそうです。
また、2017年からはFrom First to Lastに復帰して二枚のシングル「Make War」と「Surrender」をリリースしています。
From First To Last – Make War
From First To Last – Surrender
グラミー賞受賞
2010年にデビューEPの「My Name Is Skrillex」を無料ダウンロードでリリースし、その後メジャーレーベルのアトランティック傘下のビッグ・ビート・レコーズと契約しました。
同年にEP「Scary Monsters and Nice Sprites」と2011年にEP「More Monsters and Sprites」を立て続けにリリースしました。
そして、2012年の第54回グラミー賞で5部門にノミネートされ、3部門で受賞しました。
また、2011年末にリリースしたEP「Bangarang」で、2013年にも3部門にノミネートされ、3部門で受賞しました。
これ以降もノミネートや受賞歴があり、人気、実力共に決定的なものにしました。
DJランキングのランクイン
2011年にDJランキング「DJ MAG TOP !00 DJs」の初ランクインで19位を記録しました。
2013年には9位にランクアップし、それ以降も最低でも21位で、毎年ライクインし続けています。
Skrillex ライブ映像
Skrillexのライブ映像をご紹介します。
SKRILLEX LIVE @ ULTRA MUSIC FESTIVAL 2015
2015年の世界最大級のフェス「Ultra Music Festival」でのライブ映像です。
特に後半に多くのゲストが登場する豪華なステージです。
最後にJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)が登場して、悲鳴のような大歓声になっていますね。
この年の「Ultra Music Festival」の中でも、最も盛り上がったパフォーマンスだったのではないでしょうか。
Skrillexのおすすめ曲をYouTube動画で集めてみた
YouTubeで見ることができるSkrillexの人気曲をご紹介していきます。
SKRILLEX – Bangarang feat. Sirah
2012年にリリースされた「Bangarang」です。
アメリカ出身の女性ラッパーのSirahをフィーチャーした曲です。
エレキギターの使い方が印象的なバンド経験者のSkrillexらしい曲です。
Sirahのラップはかなり加工されていて、効果音的な使い方がされています。
Skrillex and Diplo – “Where Are Ü Now” with Justin Bieber
2015年にリリースされた「Where Are Ü Now」です。
アメリカ出身のDJ Diplo(ディプロ)とのコラボで、カナダ出身のミュージシャンのJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)をフィーチャーした曲です。
SkrillexはDiploと二人でJack Ü(ジャック・ユー)というプロジェクトを2013年から2016年まで結成していました。
この曲は、Jack Ü名義での楽曲ですが、曲を書いたのはJustin Bieberだそうで、Diploが原曲とは全く異なる雰囲気になるような編曲をしたそうです。
曲自体は良質なポップスで、間奏などではSkrillexらしさ全開の曲です。
ただ、歌詞が「お前が必要だ。何処にいるんだ。俺が困るんだ。」といった女々しい内容で、これが英語圏で受け入れられる理由がちょっと不明ですね。
Skrillex & Damian “Jr. Gong” Marley – Make It Bun Dem
2012年にリリースされた「Make It Bun Dem」です。
ジャマイカ出身のレゲエDJのDamian Marley(ダミアン・マーリー)をフィーチャーした曲です。
歌い方とギターの2拍目と4拍目のカッティングはレゲエミュージックそのものなのですが、それにSkrillexらしいドラムの音色とシンセサウンドが融合した曲です。
ちなみに、Damian Marleyは、レゲエの神様のBob Marley(ボブ・マーリー)の息子です。
Skrillex & Rick Ross – Purple Lamborghini
2016年にリリースされた「Purple Lamborghini」です。
アメリカ出身のラッパーのRick Ross(リック・ロス)をフィーチャーした曲です。
映画「スーサイド・スクワッド 」のために制作された曲です。
破壊的とも言えるSkrillexのビートの効いたサウンドとそれにマッチしたRick Rossのラップで、映画の内容のように極悪なサウンドの曲になっています。
サウンドトラックの1曲目に入っていて、歌詞にも「Suicide Squad」が使われていますので、映画の代表的な曲ともいえますね。
Skrillex – First Of The Year (Equinox)
2011年にリリースされた「First Of The Year (Equinox)」です。
リバーブの強いスネアのサウンドのダブステップらしい曲です。
ドラムパターンはスネアやバスドラ以外にもタムなどの音色を多用して、手数が多いフレーズになっています。
Skrillex – Scary Monsters And Nice Sprites
2010年にリリースされた「Scary Monsters And Nice Sprites」です。
美しいメロディに対して、激しいビートと攻撃的ともいえるシンセサウンドのギャップが特徴的な曲です。
Skrillex – Ragga Bomb Ft. Ragga Twins
2014年にリリースされた「Ragga Bomb」です。
イギリス出身のジャングル・デュオのRagga Twinsをフィーチャーした曲です。
SkrillexとRagga Twinsの特徴が見事に融合した曲です。
レゲエDJのDamian Marleyとのコラボもあり、ブロステップは、レゲエやジャングルとの相性が良いことがよく分かりますね。
SKRILLEX – KYOTO (FT. SIRAH)
2011年にリリースされた「Kyoto」です。
アメリカ出身の女性ラッパーのSirahをフィーチャーした曲です。
ギターのパワーコードのディストーションサウンドが心地よい曲です。
Public Enemyの女性版という感じで、曲にラップがマッチしています。
Skrillex – Summit (feat. Ellie Goulding)
2013年にリリースされた「Summit」です。
イギリス出身の女性シンガーソングライターのEllie Goulding(エリー・ゴールディング)をフィーチャーした曲です。
マイナーコードで進行する美しいメロディのボーカル曲です。
力強いドラムサウンドがマッチしていますね。
Skrillex – Ruffneck – FULL Flex
2011年にリリースされた「Ruffneck (Full Flex)」です。
MVの映像とサウンドがマッチしていて、曲の展開に伴い映像のストーリーが進行していきます。
映像と一緒に聞くのがお勧めです。
Skrillex & Alvin Risk – Try It Out
2013年にリリースされた「Try It Out」です。
アメリカ出身のDJ Alvin Riskとコラボした曲です。
重たくて迫力あるビートに鬼気迫るシンセサウンドのSkrillexらしい曲です。
様々な展開をみせる曲の構成もいいですね。
Dillon Francis, Skrillex – Bun Up the Dance
2015年にリリースされた「Bun Up the Dance」です。
アメリカ出身のDJ Dillon Francis(ディロン・フランシス)とコラボした曲です。
「1、2、3」のカウントの後のドロップはシンセの音色が変わり強烈なビートに変わります。
始終流れる「Bun Up the Dance」のサンプリング音でトランス状態になります。
Skrillex, Boys Noize, Ty Dolla $ign – Midnight Hour
2019年にリリースされた「Midnight Hour」です。
ドイツ出身のDJ Boys Noize(ボーイズ・ノイズ)とコラボして、アメリカ出身のラッパー、シンガーのTy Dolla $ignをフィーチャーした曲です。
ピアノとオーケストラサウンドの美しいメロディのボーカルから始まりますが、リズムが入ると強烈なビートの曲に変わります。
ボーカル部分ではしっかりと聞かせるようにバックの音色が変わります。
Hikaru Utada & Skrillex – Face My Fears
2019年にリリースされた「Face My Fears」です。
宇多田ヒカルをフィーチャーした曲です。
ゲームソフトの「KINGDOM HEARTS III」のオープニング曲です。
Skrillexはこのゲームのシリーズのファンだそうです。
宇多田ヒカルとSkrillexは親交があるらしく、宇多田ヒカル側からSkrillexにエンディング曲のリミックスを依頼しました。
ただSkrillexはリミックスではなく新たな曲を一緒に作りたいと提案したところ、二人で共作することになり、この曲ができたようです。
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