Vini Vici(ビニビシ)とは?
Vini Vici(ビニビシ)とは、“Aviram Saharai(アビラム サハライ)”と“Matan Kadosh(マタン カドシュ)”の二人から成るデュオです!
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“Aviram Saharai(アビラム サハライ)”は、1985年12月2日生まれのイスラエル出身。
13~14歳の頃から、DJや音楽プロデューサーのプロになりたいと思い、自身の音楽制作を始めたそうです。
一方、“Matan Kadosh(マタン カドシュ)”は、1983年8月1日生まれのイスラエル出身。
15歳から音楽活動をし始め、既にイスラエルの小さなパーティーでDJをしていました。
ともにイスラエル北部にある小さな町アフラ出身で、学年は違えど、同じ学校に通う生徒でした。
さらに、同じ音楽に興味を持つ同士ですから、グループ結成までに時間はかかりませんでした。
実は結成当時は、もう一人“Itai Spector(イタイ スペクター)”という人がいました。
“Itai Spector(イタイ スペクター)”は1985年10月10日生まれの、二人と同じイスラエル出身。
10代の頃から、ブレイクビーツやヒップホップなどを制作していましたが、同級生だった“Aviram Saharai(アビラム サハライ)”に出会い影響を受けてから、トランスに興味を持ち始めたそうです。
違うジャンルの音楽をやっている人に、一緒に音楽をやらないかと持ち掛ける“Aviram Saharai(アビラム サハライ)”は純粋にスゴイと思いました!
そして、3人は2002年に「Sesto Sento(セスト セント)」を結成!
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アルバムをリリースし、ツアーやイベントなどを数多くこなし、順風満帆にみえた彼らでしたが、そんな時、メンバーの一人である“Itai Spector(イタイ スペクター)”が宗教活動に専念することを理由に、グループを脱退。
そのことをきっかけに、新しいコンセプトとサウンドのプロジェクトを始めようとして結成されたのが、「Vini Vici(ビニビシ)」になります!
紆余曲折を経て結成された彼らが生み出す音楽は、オールドスクールなサイケデリックトランスが中心。
オールドスクールとは、従来のスタイルを尊重するということ。
サイケデリックトランスとは、原始的で刺激の強い音響などを使い、幻覚や陶酔状態になることを表し、極彩色のぐるぐると渦巻くイメージの、サイケ感が強い音楽ということです。
そこに自分たちらしさを加えたプログレッシブなタッチで生み出された、Vini Vici(ビニビシ)の名曲の数々を今回は紹介していきたいと思います!
Vini Viciのツイッターはこちらから
Vini Viciのインスタグラムはこちらから
Vini Viciのおすすめ曲をYouTube動画で集めてみた
Dimitri Vegas & Like Mike x Vini Vici x Liquid Soul – UNTZ UNTZ (Extended)
まず紹介したい曲がこの、『UNTZ UNTZ (Extended)』という曲です!
2019年に発表されたばかりの新曲でありながら、既に250万回再生を超えている、驚異の大ヒット曲になっています!
しかも、この曲、コラボしているアーティストの方も凄く豪華なのです!
まず、2015年に世界NO.1 DJを獲得した経験を持つ、ベルギー出身世界最強兄弟DJユニット“Dimitri Vegas(ディミトリ ベガス)& Like Mike(ライク マイク)”。
そして、ダイナミックで高揚感溢れるサウンドを得意とした、北欧デンマークの名門Iboga Recordsを代表するDJ “Liquid Soul(リキッド ソウル)”。
この世界の最先端で活躍する2組と一緒に、オリジナリティー溢れるサイケデリックトランスを奏でる“Vini Vici(ビニビシ)”が、まるで化学反応を起こしたかのようなエネルギッシュな曲が、この『UNTZ UNTZ (Extended)』なのです!
特に、途中で歌が「The beat just go straight on and on」=「ビートは真っ直ぐに続く」と入ったあと、Untz untz untz ……と繰り返される所は、かなり中毒性の強いものとなっているので、一度聴けばやみつきになりますよ!
Vini Vici & Reality Test Ft. Shanti People – Karma
続いて紹介する曲も、かなり中毒性の強い曲となっております!
2019年に発表された、『Karma』という曲です!
曲の中で繰り返し「JEEVANA JEEVANA JEEVANA HE!」と歌われていますが、これはカンダナ語で「ねぇライフ(=人生)ねぇ!」という意味だそうです。
さらに、タイトルの「karma」=「業」を指し、分かりやすく言うと、自分でした行為や思想は形となって結果として出てくるよ。
という考え方のことを言うそうです。
よく似た言葉に、“因果応報”や“自業自得”などがありますね。
MV中でも、どこかインド感というか阿修羅をイメージした演出もありますので、仏教の世界観を意識した楽曲になっているように個人的には思いました。
おそらく、この曲は聴く人によって、捉え方や考え方が変わってくる曲のようにも思えますので、老若男女を問わず全世界の方々に聴いてみてほしい一曲となります。
やはり、オールドスクールサイケデリックトランスを主とするVini Vici(ビニビシ)らしい楽曲ですね。
深く考えさせられます…!
Vini Vici – Where The Heart Is
続いて紹介するのは、この曲、『Where The Heart Is』という曲です!
こちらも独特の雰囲気を纏った一曲になります!
先に紹介した2曲とは少し違うテイストで攻めているような気がしますね。
エスニック調でありながら、プログレッシブなタッチで、自分たちの音楽の世界へと惹き込んでいます。
歌詞を直訳すると、「Move yourself, loose yourself, love yourself, trance」=「自分を動かし、自分を失い、自分を愛し、トランスを」という意味になります。
自分たちの音楽を追求し、オーディエンスに伝えたいことは一体何か、ということを常に考え続けてきた彼ららしいオールドスクールサイケデリックトランスミュージックになりますね!
人生を音楽に捧げ、音楽に惜しみなく愛情を注いでいる彼らだからこそ作れるサウンドだと、私は思います!
Hilight Tribe – Free Tibet (Vini Vici Remix) – Teaser
続いての曲は2016年に公開されたこの曲、『Hilight Tribe – Free Tibet (Vini Vici Remix) – Teaser』という曲です!
こちらは、フランス パリ出身の6人組ユニットの“Hilight Tribe(ハイライト トライブ)”とコラボレーションした曲となっております!
“Hilight Tribe(ハイライト トライブ)”は、ナチュラル・トランスというジャンルの音楽を奏でており、日本ではこれを「人力トランス」と呼びます。
特に生演奏にこだわっているグループであり、多様な民族楽器を使って文化や芸術の幅を広げ進化し続けている彼らは、Vini Vici(ビニビシ)が奏でるエスニック調のミュージックにピッタリマッチし、まさにこの曲は神がかっている一曲になっています!
MVもやはりインドを基調とした曼荼羅が描かれていますし、歌もヒンディー語が使われていて、仏教の仏様を彷彿とさせるサウンドとなっています。
聴いてすぐに、「あ、インド系サウンドの曲だな。」と思わせてくれる一曲で、なかなかEDM界には珍しいサウンドなので、是非聴いてみてください♪
Vini Vici Live @ Tomorrowland 2019 – W2
そろそろ彼らの音楽に酔いしれてきた頃だと思いますので、ここではライブ映像を紹介します!
こちらの映像は、EDMの祭典Tomorrowlandの2019年W2のライブ映像になります!
彼ららしいエスニック調のサイケデリックトランスミュージックが響き渡り、大盛況となっています!
観客との掛け合いも素晴らしく、一体になって歌う場面は見ているこちらも熱くなってくるものがあります!
一度彼らのライブに行ってみたいものです!
まとめ
いかがでしたでしょうか!
EDMといえば、バウンス系やエレクトロニカ系のトランスミュージックが多い中、彼らの音楽は一風変わった、エスニック調のサイケデリックトランスミュージックを奏でています。
彼らの手がけた音楽は、彼らにしかだせない味わいと、彼らの音楽に対する愛情がたっぷり伝わってきて、一度ハマれば抜け出せない、そんな曲になっています!
今回紹介した、“Vini Vici(ビニビシ)”の『UNTZ UNTZ (Extended)』・『Karma』・『Where The Heart Is』・『Hilight Tribe – Free Tibet (Vini Vici Remix) – Teaser』・『Vini Vici Live @ Tomorrowland 2019 – W2』の中で、皆さんが一つでも心を揺さぶられた音楽に出会えたことを祈ります!
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